もくじ
不妊治療にかかる平均費用の相場
一般的に不妊治療を始めて妊娠するまでに平均して2年間かかり、治療費の平均総額は平均して140万円かかると言われています。
不妊治療にお金がかかることはよく聞く話です。
経済的理由で不妊治療をあきらめたことがあるかどうかという調査をしたところ、全体の43%が該当するという結果になりました。
不妊治療は高額になる可能性があるため、治療の種類や、料金、期間、病院などあらかじめ知識を集めておくことが重要です。
(参照元http://www.hopefor-baby.com/money/cost.html)
まず基本的な知識として、不妊治療をする前に初期検査を行います。
初期検査のトータル費用は1万円~3万円です。
病院によって費用が変わるので事前に値段について病院に確認したり、知り合いに聞いたりして相場が安い病院を選ぶのもよいでしょう。
検査の結果次第で無駄になってしまう治療もあるので、しっかりと自分の体質や夫の体質などについて調べておきましょう。
それでは、次に不妊治療の種類とかかる費用の相場について紹介します。
①タイミング法
初歩的な方法で、初めて不妊治療を始める夫婦が行います。
排卵日を予測して、排卵日の少し前に性行為をして、妊娠の可能性を高めます。
通院して排卵日の予測を計ることによって、妊娠の確率が高まります。
基礎体温計の購入が必要ですが、健康保険がきくので3割の負担で済みます。
1回の治療費は数千円程度です。
②排卵誘発法
排卵が起こりにくい人に「排卵誘発剤」を使って排卵を促進する方法があります。
この「排卵誘発剤」を使って排卵日をおこし、そのタイミングで性行為を行って妊娠する確立を高めます。
費用は数千円~1万円かかります。
③人工授精法
タイミング法や排卵誘発法で妊娠できなかった場合、この人工授精法を試す方法もあります。
ただし、人工授精法は、保険の適用されない自由診療になります。
人工授精法は男性側に不妊の問題がある場合に、直接子宮内に精子を送り届けて妊娠のサポートをする方法です。
度で成功するケースが少なく、長期的に治療に取り組んでいくケースもあります。
1回の治療費は1万円~3万円です。
④体外受精法
女性と男性それぞれに不妊の原因があった場合に適用される方法です。
やり方としては、女性からは卵子を、男性からは精子を取り出し、体外で卵子と精子を受精させる方法です。
受精した受精卵は母体に戻し、妊娠する可能性を高めます。
体外受精は、受精卵を凍結する方法をや、培養する期間の長さによって金額が変動します。
1回の治療で10万円~100万円かかります。
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⑤顕微授精
顕微授精とは、体外受精のように自然に精子と卵子が受精するのを待つのではなく、精子を直接卵子に注入して、授精した受精卵を母体に戻すやり方です。
精子が見られない無精子症の人も、精子を取り出して顕微授精をすると妊娠が可能になるケースもあります。
料金は30万円~100万円と高額ですが、この方法で妊娠する確率は一番高いようです。
不妊治療ってやっぱり高額になってしまうものなのですね。
また、長期的に取り組んでいく場合もあるので、そのことを頭に入れて辛抱強く治療してい要があります。
それでは次に、不妊治療にかかる費用を抑えるための方法を紹介していきます。
1.特定不妊治療の助成制度
医師に妊娠をする可能性が極めて低いと診断された方が対象です。
体外受精や最終段階で不妊治療を始める人が一般的に対象になります。
1年に2回15万円が、5年ほど平均して支給されます。
しかし、これはあくまで目安で、年齢や自治体によって回数が変更されます。
また、治療ステージの段階によっても異なるので保健局のHPを確認しておきましょう。
条件としては、法律上で婚姻している夫婦であることが前提で、所得額によっても制限があります。
1回目の治療が終了した日の年度の3月31日までに申請が必要です。
また、東京都内にお住まいの方は都の助成金がありますが、区市町村による助成金もあるので各自治体に問い合わせしてみましょう。
2. 男性の不妊治療助成制度
最近では男性にも不妊治療助成制度が適用されるようになりました。
この制度は各都道府県によって導入している場合とそうでない場合があるので自治体に問い合わせて確認してみる必要があります。
不妊の原因が女性側だけでなく男性側である場合もあるので助成制度の対象になりました。
詳しく知りたい場合は一度自治体に確認しておきましょう。
3. 保険の見直しをしてみる
不妊治療で病院に通う前に保険の見直しをしておくとよいでしょう。
現在加入している保険の女性の医療の部分はどうなっているのでしょうか?
検査結果によって、いきなり手術するケースもあるようなので、妊娠・出産する前に一度保険を見直して女性に強い保険に入っておいた方がいいかもしれません。
不妊治療の種類と費用相場はどのくらい?費用を抑える方法5選まとめ
その他にも、病院やクリニックを回ってみて、事前に金額を確認して信頼のおける医者がいる病院を選びましょう。
いくら費用が安くても、適切とは思えない治療や、信頼できない医者に診断してもらって嫌な目に遭い、裁判などになってしまうと余計にお金がかさんでしまいます。
また、夫にも今後のことや、どういった治療をしていきたいかなどを相談し、夫婦ともに支えあって乗り越えていきましょう。
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