もくじ
教科書代は意外にお金がかかる。
学校に通うという事はすなわち必要最低限のお金がかかる、と言うことです。
中学生までの義務教育の場合は、それほどお金はかかりません。
しかし義務教育以上の高校・大学・大学院などは、義務教育とは比べ物にならない程のお金が必要となります。
授業料はもちろんですが、教科書代のような教材費も軽視できません。
授業料ばかり着目していったら、教材費の金額に驚いた…と言うご両親も多いようです。
教科書が買えない、ということを学習するものにとっては致命的なこととなります。
同じ教科書を買おうとしても、学校によってはオリジナルのものを利用していることが多々ありますので、別ルートで安く買おうとしてもなかなか手に入れる事ができません。
必要教材は学校に言われた通りお金を支払い、まとめて購入することが大切です。
では具体的に教材費にはどれだけお金がかかるのでしょうか。
小学校の教科書代
まず、小学校は義務教育ですので、教科書代は基本かかりません。
これは、国公立や市立の小学校ではもちろんですが、私立の小学校でも小学生の教育には教科書代は必要にはなりません。
しかし、かかる費用もあります。それは学校が独自に用意するテキストや資料です。
小学校によるので一概には言えませんが、およそ2000-5000円見ておけば大丈夫です。
義務教育ですので、1万円以上もする資料を求めるケースはほとんど無いでしょう。
また、私立の小学校で、オリジナルの教科書を用意する場合にはその費用も必要になります。
学校によっては数万円程度する場合もありますので、私立の小学校に入学するという方は事前に確認をしておく事をおすすめします。
中学校の教科書代
小学校と同じように、中学校も義務教育ですので、教科書代は基本必要ありません。
国公立も私立も同じです。
しかし、中学校になると学校によっては参考書を必要とする学校もありますし、小学校の時よりはお金がかかる事が多いです。
ですが、基本は、無料ですのでそこまで気にする金額にはなりません。
また、同じ中学生でも、難関高校を受験する人など、クラスによっては必要なテキストも増えるので事前に準備しておきましょう。
高校生の教科書代
高校生の場合教科書代としての教材費の平均は公立高校で36,000円程度。私立高校となると42,000円程度となります。
全体の学費と比較しても2者にそれほど開きはありません。
年間で平均すると39,000円の教科書代がかかるということです。
また、このお金の中には教育実習費なども含まれています。
したがって、実質的な純粋な教科書代は更に少なくなる可能性があります。
また、高校の時点で工学系の分野を専攻していた場合は実習講習などが多くあるため、教材費としてさらにお金がかかる場合があります。
年間にして39,000円、4年間を通算すると156,000円となります。
この程度の金額でしたら学生自身はアルバイト等を押しても稼げる範囲の金額です。
したがって高校生の時点で教科書代に困る、というのはあまり考えられなさそうです。
大学生の教科書代
高校生に比べると、大学生の教材費は年間で2~10万円となります。
かなりざっくりした統計ではありますが、これには理由があります。
結論から最初にお伝えすると、大学の教科書代は小中学校、高校に比べて高いですが、支払いができない程ではありません。
それより重くのしかかってくるのが授業料や入学金です。
入学金や授業料が支払えない!とならないように、まだお子さんが小さい場合、早めに学資保険や積立の計画を立てておく事をおすすめします。
参考⇒本当に賢い学資保険を選ぶ方法ぶ方法
大学の場合、受講する教科を自ら選択することができます。
教材がたくさん必要になる教科を選択した場合は教科書が必要となりますよね。
また、教科によっては教科書を必要としないものもあります。
それに、専攻分野が理系になりますと必ず教科書が必要となりますので高上がりとなります。
-スポンサードリンク-それでも、多くても年間にして10万円程度。
4年間で最大40万円程度ですので、アルバイトを頑張れば学生自ら支払える金額範囲となります。
大学でも、教科書代に困る…ということはあまり考えられません。
しかし、大学の場合「教材費」という名目ですと何十万と年間支払わなければいけない大学もあります。
しかし、大学の教科書や参考本の単価は1冊あたり1,500~3,000円程度。
それ程高いものではありません。
どちらかと言うと、先述の通り、授業自体にかかるお金の方が高いと考えてよいでしょう。
教材費が足りない場合の対処法
教科書を買うお金がない…。
とお困りの方は深刻な場合、奨学金制度を利用すると良いでしょう。
教科書を購入することができない場合、皆と同じように授業についていくことができません。
予復習が必要な教科の場合は特に教科書や単行本は重要な資料となります。
学校に入っても教科書が買えないという事は学習するものとして致命的な欠落点となります。
教科書が買えないくらい、お金に困っているのであれば素直に国からお金を借りて必要教材を購入しましょう。
利子はかかるかもしれませんが、年間何十万から数百万円まで借り入れすることができますので、お金に余裕のない方にとってみたら非常に助かる存在です。
また、授業料に比べれば教科書代金はそれほど高額なものではありません。
授業料を支払うことができない…と言うことでしたら奨学金に頼るのも良いかもしれません。
しかし教科書代が足りない程度でしたら自ら働いてお金を稼ぎ、購入することをお勧めします。
奨学金の申請には、時間がかかりますし、万が一借り入れできない…と言う結末もあり得るので、こういった場合は自らアルバイトなどをしてお金を稼ぎ教科書を購入すると良いでしょう。
また年の近い兄弟が同じ高校に通っていた場合は、教材も同じものを使用しているかもしれません。
こういう場合は、学校の先生に教科書の事について相談し、変更がなければ兄弟の「おさがり」を利用すると良いでしょう。
大学についてもこれは同じことが言えます。
同じサークルや知り合いの先輩に、同学部の方がいたら、使わなくなった教科書などを積極的に借りるのです。
一度使用した教科書は、在学中に再度必要となる事はなかなかありません。
先輩方としても、不要の教科書を家の奥底で眠らせておくよりは後輩に使ってもらったほうが良いだろう…そう思っている方が多い筈です。
中には、もう使用しないと判断しすぐに処分してしまう方もいます。
まとめて購入すると数千円以はかかりますので、知り合いの先輩に教科書を借りることをお勧めします。
もし、まだお子さんが小さく、大学卒業までの準備をする余裕があるのなら、大学卒業までを逆算し、学資保険、貯金の準備を今から始める事をおすすめします。
子供が産まれてから大学を進学までには1700万円~2000万円必要になると言われています。
お金の事情で、子供が行きたい学校に行けなかったり、選択肢が限られてしまう事は親としては絶対に避けたいことです。
早くから、学資保険の見直し、貯蓄計画をしておくことで、子供の将来にも大きな影響を及ぼす事は間違いありません。
保険のビュッフェでは、学資保険を含め、お金に関する事をプロのファイナンシャルプランナーに無料で相談する事が出来ます。
私も利用しましたが、月間2万円弱のお金を浮かす事ができ大変たすかりました。まだ、お子さんが小さいうちに将来必要になるお金のことを考えておく事は非常にメリットが大きいと言えます。
教科書代の平均相場と教科書が買えない場合の対処方まとめ
このように、高校でも大学でも教科書代として年に数万円必要となります。
専攻分野によっては、教科書代がさらに跳ね上がることが考えられます。
すべて購入するのも良いかもしれませんが、同じ教材を先輩や知り合いから借りることができれば、それに越したことはありません。
高校は未だしも、大学はお金がかかって仕方がない場所…。
そんな中でお金を浮かせられる部分があれば、少しでも節約して余計な出費を防ぐことが重要です。
お子さんが大きくなってから焦ってしまわないよう、早めに準備をすすめていきましょう♪
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