遺産の平均額はどれくらい?知っておきたい親や身内の財産

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遺言状

親の遺産の平均額~財産分与・相続について考えよう!

一般的な遺産の平均額とはどのくらいなのでしょうか?

普段あまり声を出して話せる話題ではないので気になりますよね。

旭化成ホームズが「親と子の財産相続に関する意識調査」を実施したところ、土地・建物・預金・貯金を入れた遺産総額平均4743.3万円であることがわかりました。

ちなみにそのうち親所有の土地や建物の平均が3047.6万円です。

大部分の遺産が土地や建物なのですね。

そこでいやらしい話ですが、自分の親の遺産はいくらくらいなのか気になりますよね。

それでは、気になる身内の財産について調べられる方法があるのか調べてみました。

1.固定資産税から親の不動産価値を把握しておく

貯蓄

前述したとおり遺産の大部分は土地建物の価格です。

そこで、親の土地や建物の値段をあらかじめ把握しておくことが親の財産を知るキーポイントになります。

土地の価格の調べ方としては、毎年5月に各市区町村から送られてくる固定資産税課税明細書に記載されている固定資産税評価額によってわかります。

固定資産税は「固定資産税評価額×1.4」です。

ちなみにこの「1.4」の数値は自治体によって異なるそうです。

そして、これはあくまで目安の価格なので、親に毎年固定資産税をいくら払っているのかを聞いてみて「およそこのくらいだろう」という認識をしておきましょう。

また、固定資産税路線価は3年に1度更新されるので、時期や情勢によって値段が変わる可能性があるので注意しましょう。

不動産一括査定サービスを使っておおよその価値を把握しておく。という方法もあります。

業者によって不動産は、数百万円以上の差がつく事は珍しくありません。

損をしてしまわないように、しっかりと確認をしておきましょう。

参考URL⇒home4uの一括査定

2.土地総合情報システムから親の不動産価値を把握しておく

パソコンとデスク

親に固定資産税をいくら払っているのかを聞かなくても、自分でおおよその土地の値段を把握できる方法があります。

国土交通省の土地総合情報システムを利用する方法です。

国土交通省では不動産取引を行った当事者にアンケートを行い、結果をデータにして公表をしています。

参考URL⇒ 土地総合情報システム

この土地総合情報システムのデータで土地の取引総額や取引をした日にちなどがわかります。

ただし、あくまでアンケート結果なので土地のおおよその目安の値段として知っておくようにしましょう。

3.親の貯金を推測しておく

年老いた両親

親の貯金については、親に直接聞いてみるか、推測するかなどでしか把握することはできません。

なぜなら、あくまでも個人情報になってしまうからです。

総務省統計局による平成26年度の「全国実態調査家計資産による結果」では、60歳以上の2人以上の1世帯の貯蓄残高平均は2,129万円で70歳以上の貯蓄の平均は2,059万円でした。

参考⇒ 全国消費実態調査

ただし、無職65歳以上の高齢者は保険料などを入れない可処分所得が209,211円なのに対し、消費支出が243,110円と34,099円赤字になっていて、この分は貯蓄額から切り崩していることがわかります。

このことから、親の年齢を考えて平均の貯蓄額から毎月貯金から切り崩している金額を引けば、だいたいの貯蓄額は推測できるでしょう。

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ただし、こちらもあくまで目安になるので、実際の貯蓄額ではなく推測であることを認識しておきましょう。

4.登記簿謄本や取引がある銀行を調べておく

ホーム

この他にも、不動産の登記簿謄本を調べて、共同担保目録を請求すると、過去の共同担保などが確認できます。

その他にも自分の親と取引がある銀行を調べるためにカレンダーやノベルティをチェックするなどの方法があります。

現在60代後半から70代以上の方たちは基本的に給料がずっと右肩上がりで高度成長期やバブル期を現役世代として活躍してきた人達です。

そのため、土地や家を持っている人が多く、退職金をもらい、十分な資産を保有している可能性があります。

5.負の遺産も念のため調べておく

借金

遺産には相続するとプラスになる遺産と借金などのマイナス遺産があります。

万が一のために親の生前にマイナスの遺産がないかをあらかじめ確認しておくことも重要です。

銀行からの借金は全国銀行協会のHPから郵送で申し込みができます。
参照URL http://www.zenginkyo.or.jp/pcic/ )

クレジットカードや個人消費金融の借金は次のHPから調べられます。
CIC HP ( http://www.cic.co.jp/mydata/index.html )
JICC HP ( http://www.cic.co.jp/mydata/index.html )

住宅ローンは基本的に本人が死亡するとローンが終わる団体信用生命保険に強制的に入っていることがほとんどです。

クレジット会社や消費者金融もこの団体信用生命保険会社に自動的に加入している場合もあります。

遺産の相続放棄という選択もできますので、マイナスの遺産がある場合は弁護士などに相談してみましょう。

遺産の平均額はどれくらい?知っておきたい身内の財産まとめ

いかがでしょうか?

もちろん、親の遺産がある事は素晴らしいことですし、感謝したいことです。

しかし、遺産があれば必ずしも幸せであるとは限りません。

なぜなら前述したとおりマイナスの遺産があることはもちろん遺産相続で、兄弟間などで揉めるケースが多いからです。

世間一般でも遺産相続争いについてはよく耳にしますよね。

今回の記事を書いている筆者の父(次男)も叔父(兄)が遺産の話し合いをせずに自分で取り決めてしまったため、兄弟の仲が悪くなって周りにも悪影響を及ぼしている状況を見てきました。

その結果、親には「財産全部使い切ってから亡くなってね。」と言っています。

今現在兄妹は仲がいいですが、いざとなって年を重ねてお金のことになると人間どう変わるかわからないのが恐いところです。

将来何が起こるかわからないのでプラスの遺産がないことを前提に、自分達でコツコツ貯金をして幸せに暮らしていきたいなあと思っています。

ただし、現実問題として親の遺産を把握しておくことは将来に備える上でも非常に重要です。

 

遺産相続問題は非常にデリケートな問題です。特に貯蓄や不動産に関しては将来的に大きなトラブルとなる要因です。

 

親がまだ生きているうちに、お金のプロフェッショナルである、ファイナンシャルプランナーに相談をしておく事をおすすめします。

保険のビュッフェでは無料でファイナンシャルプランナーにお金に関する相談をする事ができます。

実際に私もファイナンシャルプランナーの方に相談をする事で月18900円も節約する事に成功しています。

参考⇒ファイナンシャルプランナーに無料で相談をする方法⇒

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