もくじ
死ぬときにかかる費用の平均相場
さて死ぬときにかかる費用はいくらくらいなのでしょうか?
調べてみたところ、葬儀の仕方や、お墓を購入するのかしないのか、残された家族がいるかどうか、などというケースによって金額が大きく変わってくることが分かりました。
そこで、今回は死亡したときに準備しておきたい費用などをケースごとに紹介していきます。
1.葬儀費用
さて、死ぬときに必ず必要になるのが葬儀費用です。
一般的な葬儀費用の平均は平均して188.9万円がかかります。
(参照URL https://www.koekisha.co.jp/price/?gclid=CjwKEAjwka67BRCk6a7_h_7Pui8SJABcMkWRl3n-Ubp015h3bJS-shASl7wBkwYgS6MPKQR8af6AqRoCXLbw_wcB)
ただし、これが普通の一般的な葬儀なのか、身内だけの家族葬なのか、火葬のみなのかなどによって金額は変わってきます。
身内だけの家族葬の場合は相場が首都圏で約94万円、近畿圏で約89万円です。
通夜や告別式を行わない火葬のみの場合は10万円~20万円です。
どういう形で葬式をするかによって金額が変わります。
2. 墓の購入の有無
墓を購入するかしないかでも金額は変わります。
お墓の購入代金とお墓の土地代である永代使用料の総額は全国平均で196.37万円でした。
(参URLhttp://www.kamakura-net.co.jp/company/report/up_pdf/1436953231-027711.pdf )
お寺が永久的に管理と供養をしてくれる永代供養墓にする方法もあります。その場合遺骨は他の人と一緒の納骨室に安置されて平均料金が30万円から50万円かかると言われています。
生前に申し込みをした場合は年間費や管理費がかかる場合がありますが、亡くなった後に申し込みをした場合は、一式料金を支払えば管理費やお布施代、寄付金などは一切かかりません。
また、火葬後に遺骨を海や山、樹木、空に散骨するやり方もあります。
その場合は墓が必要ないので料金がかかりません。
ただし、場所によっては散骨の規制がある場合があるので、きちんと事前に確認してから散骨をしましょう。
3. 残された遺族の生活費
一家の世帯主の場合は残された遺族の生活費を考えなければいけません。
生命保険センターによる生命保険に関する実態調査では、世帯主が残された家族のために必要だと考える金額は平均総額で6,209万円でした。
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持ち家の場合はローンを組んだ時に、契約者が死亡時にローンがなくなる団体信用生命保険に強制的に加入になるので問題ありませんが、賃貸の場合は家賃を払っていかなければいけないなど差が生まれます。
子供の有無や人数によってもかかる費用は異なりますよね。
ただし、世帯主が亡くなった場合残された家族に向けての遺族年金という制度があります。
遺族年金は国民年金加入者で、18歳未満の子供がいる家庭や厚生年金加入者で扶養家族がいる人が対象です。
世帯主の死後一定期間年金が貰えるので該当した遺族はこちらを利用します。
しかし、もらえる期間は一定期間なのでそれだけでは足りないですよね。
子供の教育費は生涯いくら?
養育費は学費だけですと、すべて国公立に通った場合は約952万円、すべて私立に通い大学が文系だった場合は約2,225万円かかります。
私立の小学校に通った場合は6年間の総額で879万1938円、公立の場合は182万4558円と私立の教育費は公立の教育費の約4.8倍になります。
中学校の場合1年間中学校に通った場合の平均値が私立は約128万円、公立は約46万円です。そのうち私立の場合は入学金もかかるので、あらかじめお金を準備しておく必要があります。
高校の場合年間で私立は約92万円、公立は約30万円です。中学校より高校の方が、お金がかからないのですね。
大学の場合は私立の理系で803万3千円、私立の文系が総額で約688万円、国公立が516万3千円です。
これに親元を離れて1人暮らしをする場合は家賃代もかかります。
このような高額な教育費以外にも、残された子供の生活費や配偶者の生活費代もかかりますよね。
ということで、前述した世帯主が残された家族のために必要だと考える金額が平均総額で6,209万円という数字が出てくるのです。
自分が世帯主の場合は、しっかり生命保険に入って、コツコツと貯金をして、持ち家を購入しておくと何かあった場合でも残された遺族たちへの負担が少なく済みます。
(参照URL http://www.axa-direct-life.co.jp/advice/icon/possibility.html)
死ぬ時にかかる費用はいくら?準備しておきたい必要な物とお金まとめ
この他にも、1人暮らしで2DKに住んでいる場合は遺品整理で30万円かかります。
独身の場合は葬式や、遺品整理代などを考慮して300万円ほど手元にあればおおよそ家族が困ることはないそうです。
ただし、亡くなった場合は遺産相続の問題もあり銀行が凍結してしまいます。
そうすると相続するまでに時間がかかる場合があるので生命保険に加入していることで、割とスムーズに葬儀代に充当することができるそうです。
もしもの時に生命保険にはやはり加入しておいた方が周りの人に迷惑がかかりませんね。
また、若いうちからもあらかじめ遺言書を作っておいて、残ったお金の使い道や相続、葬式の形式、遺族に言い残しておきたいことなどを書いておくと、後でもめ事などが少なくなってよいかもしれません、
いざという時に備えて、なるべく今からできるところは備えておいて、死んだ後に周りの人に迷惑がかからないようにしておくのが望ましいですよね。
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