養育費の平均相場って?お金が無くて払えない場合の解決方法5選

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教育費

養育費の平均相場と払えない場合の解決方法

養育費とは、子供を育てていくのに必要な、食費、生活費、被服費、教育費、娯楽費のことを指します。

親は子供に対して「生活保持の義務」があります。

また、次の裁判所の記録のとおり、親権の有無は関係なく支払うものとされています。

 

「親権者の監護養育の権利義務とそれに必要な費用(養育費)の負担は別個の問題であり,未成熟子に対する親の生活保持義務は,親子関係そのものから生じるものであるから,離婚後においても両親は,親権の有無に拘らず,それぞれの資力に応じて子の養育費を負担すべき義務を負うものと言わなければならない。」(福岡高決昭52.12.20,家月30巻9号75頁,同旨福岡高決昭47.12.10判時666号60頁)

 

一般的に子供1人を成人まで育てる費用はおよそ3000万円と言われています。

結構お金がかかりますよね。片親だけでこの金額を払っていくのは至難の業です。

子供の教育費

司法統計によると、母子または父子家庭に支払われた養育費の相場は、母子家庭で月額平均約4万3000円父子家庭では約3万2000円だそうです。

子供が成長すると養育費の金額も高くなり、子どもが0~5歳までの場合養育費が月額6万円を超えるケースは3%程度なのに対して、15歳以上の場合では10%を超えています。

 

養育費は最近景気の悪化が原因で「不払い」であるというトラブルが多いそうです。

それでは、お金が無くて養育費を支払えない場合はどうしたらよいのでしょうか?

調べてみました。

 

1.養育費の減額請求をする

家計

どうしても離婚後の養育費が支払えない場合は減額請求をすることができます。

次の3つの理由で養育費の減額が認められます。

①養育費を支払う側が仕事を解雇されてしまった
②養育費を支払う側が再婚によって扶養家族が増えた
③養育費を支払われる側の収入が増えた

上記のような、著しい生活の変化や相応の明確な理由がないと養育費の減額は難しいそうです。

①の支払う側が仕事を解雇された場合、養育費の減額が認められる可能性は高いです。

自発的な理由での養育費の減額はまず無理でしょう。

とはいえ、どうしても養育費の減額請求をしたい場合は、一度専門家に頼んでみることも1つの手です。

 

2.副業をしたり、要らないものを売る

クラウドソーシング

会社が終わった後や休みの日に無理のない程度に副業をしましょう。

飲食店や、単発の仕事、インターネットで探せばたくさん仕事が出てくるはずです。

そもそも、親であるのに養育費が払えないのは自分の責任ですよね。体が丈夫で健康であるのなら可愛い子供のためにも汗水たらして働きましょう。

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また、家にある要らないものはどんどんオークションお金にしましょう。

中には売れなそうなものでも売れて、高額な値がつくものもあるかもしれませんよ。

最近では、クラウドソーシングの仕事を副業としている人も多く、クラウドワークスやシュフティ、ランサーズのサイトで仕事の募集を行っています。

仕事の内容は、データ入力、ライティング、デザイン加工、HP作成などITに強い方に有利です。はじめはあまり稼げないかもしれませんが、慣れれば単価の高い仕事をこなしていくこともできますし、PC1つでどこでも作業ができて、隙間時間にも仕事ができるので便利です。

また副業と言っても、くれぐれも株やFXなど損失する可能性があるものに手を出すのは辞めておきましょう。

 

3.親にお金を借りる・実家で生活をする

シニア

自分の孫が可愛くないはいないので、養育費のお金を借りたいと言えば、親は養育費代を貸してくれるでしょう。ただし、親に甘えてないでお金を返せるようになったらきちんと利息をつけて親にお金を返していきましょう。

また、実家に帰れる状態であれば、一度実家に帰って生活をするという方法もあります。

家賃代を養育費に回せますよね。

 

4.示談交渉をして、養育費を減額してもらう

手当金

弁護士を通さずに直接相手示談交渉をすれば、お金がかからずにすみます。

一度示談交渉をして、相手に養育費を減額してもらえないかお願いしてみましょう。

その際には、必ず相手に納得してもらえるような正当な理由を用意し、減額してもらった分、お金ができたら増額する約束をしましょう。そして、その約束は必ず守りましょうね

 

5.カードローンやキャッシングを利用する

カード入れ

これは最終手段ですね。上記の手段が使えなかった場合、カードローンキャッシングを利用して養育費を払っていきましょう。

ただし、カードローンやキャッシングを利用しすぎると利息が膨らんで自分の身を滅ぼしかねないので、きちんと計画を立てて、どうしようもなくなった時にお金を借りるようにしましょう。

 

まとめ

離婚は親たちの問題で、子供に何の罪もありません。

離婚をして親に会えなくなって、子供はきっと寂しい思いをしていることでしょう。

自分の子供にお金が無くてランドセルが買えないという思いはしてほしくないですよね。

自分たちの問題で離婚をしたので、しっかりと責任をもって無理のない程度に養育費は払っていくようにしましょう。

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